プレ・キーモセラピー

(mixiの日記を転記)

27日の金曜日にはプレ・キーモセラピーというのがありました。

午後2時からだったんだけど、近所にある他の病院で1時から心電図を取る予定でした。息子は自分で学校へ、娘は旦那が送ってくれました。

12時に家を出ました。オンコロジーセンターまでは普通は30分あれば付くんだけど、この日は混んで遅刻しそうになりました。

旦那が慌てて電話。向こうで
「大丈夫~。A・J先生の問診の後に、2時半から予約入れ直します~」
と良い対応。。。流石プライベート。

着いたのは1時5分。ああ、惜しいなあ。

が、結局待合室で待つ事にしました。ここではコーヒーとか出ちゃうんだよねえ。なんにも飲まずに出た私、実は喉が渇いていたので「コーヒーか紅茶はいかがですか?」の一言にうんと期待して行ったんだけど、その日に限って受付のお姉さんがなんにも言ってくれない・・・( ´(ェ)`)下心がある時って・・・上手くいかないよね~、何でも(^▽^;)

仕方が無いので裁縫で和風のリボンをチクチク縫っていました。(←これは6月にある息子の学校のフェアーとか、7月のチャリティーイベントで売ろうと思っています)

途中で、体重を量ったり血液検査をしたりとかしました。後15分という所で、やっとお姉さんからオファーを頂き、美味しいコーヒーにありつきました。美味しかった~~(^人^)

その後いよいよA・J先生の元へ。

元気よく先生のお部屋へ!!
「こんにちは!具合はどう?」
「ええ、元気です!!」

と挨拶を交わし本題へ。

「どう?聞きたい事はある?資料を読んだろうから疑問も出来て来た事でしょう?」

えっ(゚ー゚;あれは宿題だったの?ヤバ~い(°Д°;≡°Д°;) 英語なのでなんにも読んでませ~~ん((゚m゚;)

嘘はつかずに「すみませ~ん。日本語の本の方が早いので、そっちを読みました」

「そ、それでも良いのよ。それでなにか?」
「ええ、抗がん剤治療中に出来ない事があると思うんですけど。まずはアルコールが駄目なのは知っているのですが・・・」
「え?良いのよ~」
「は?」
「飲んで良いのよ~~♡」
「ええ~~!?」

ビックリ。ネットでみたって抗がん剤中はアルコールは禁止、外出しない方が良い、人ごみの中は駄目、などなど、色々書いてあるのにねえ??

で、運転は良いのか?旅行に行っても良いのか?などなど、色々と聞きました。

運転もいいんだって~(@_@)ほんと~???具合が悪くなるんじゃないの??今の方が元気なのに、術後という事で運転できない(っていうか保険が下りない=帝王切開後もそうだけど、術後6週間は運転して事故っても保険が下りないのよね。)で、抗がん剤していて気持ち悪くても運転しても良いんだ~。。。

次に旅行はいけないんじゃないの~?と思っていました。もうすぐ夏休み。やっぱり今年はどこへも行けないのかなあ?と思っていたら、

「FECは3週間に1回だから、旅行に行くのに丁度いいんじゃない?でもどこかいくときは教えてね~。」

との事。「赤ワインだって国の基準(アルコール摂取量の事)内なら夕食の時にグラス1杯ぐらい楽しんで良いのよ(´∀`)」とも仰るし・・・。なんか明るい生活だなあ~(⌒¬⌒*)

J先生曰く
「貴女の体が元気なら、とにかくいつもの生活してちょうだい!公共の場所にも遠慮なんかしないでどんどん行っていいのよ~」
とめっぽう明るい。なんか、私が想像していた抗がん剤生活と全然かけ離れている~♪

「後、卵巣の事なのですが、女性ホルモンは卵巣で作られるって聞くんだけど、本当ですか?」
「ええ、そうです。」
「抗がん剤の後、私の卵が皆死んじゃうって聞いたんですけれど(私は『女性ホルモンを増やす』という意味で聞いたんだけど)、その後はホルモン剤を飲み続けなくてはならないのですか?」
「ああ、そうですね。貴女の癌は3+では無いけど、ある程度は女性ホルモンで悪くなる癌だから・・・そうね、ホルモン剤(先生が言うのは『女性ホルモンを押さえる』ホルモン剤)を飲んだ方が良いわ。それにね、貴女のお母さんは卵巣からだったのよね。そうなると、この治療の後に卵巣もキーホールサージャリーで取った方が良いわ。卵巣癌はね、15%の確率で遺伝するのよ。貴女の場合は既に癌が発生しているから確率が高いし、どうせもう卵巣は機能しないんだから取ってしまわないとまたそこから発生する可能性が高いしね。」

ひえ~~(@_@)徹底しているわ~~ ヽ((◎д◎ ))ゝ

確か、アメリカの方は『遺伝』でかなりの確率が高いと判明したら、癌でもないのに両胸を全摘&再建してしまう人もいると聞いたけど、私の場合は乳癌になっているんだものね~。確かにリスクは大きいのかもしれない。

乳癌ってホルモンが関係しているし、卵巣癌もホルモンは関係しているんだろうなあ??

「あの~、友人が言っていたのですが、乳癌や卵巣がんは遺伝するとの事なのですが、そういう事を調べるテストがあるって聞いたのですが。。。」
「ああ、ありますよ~。貴女が望むなら終わった後にしてあげるけど」
「いや、私はもう癌だから関係無いんですけど、私には娘がいるんです。娘の事が心配で。。。。」
「そうよね~、勿論よ~。お嬢さんは幾つ?」
「9歳です」
「それじゃあまだまだ。普通は30歳ぐらいになってから検査するんですよ。」

・・・まだ21年程あるじゃん。。。

結局、『若年性』でない限り普通は乳癌とか卵巣癌には30歳ぐらいにならないとならないようです。やはり卵巣も動き始めたばかりでは病気にならないっていうか、女性ホルモンも過剰な状態にはなっていないという事なのかしらねえ。

まあ娘には20歳を過ぎたら、きちんと自分でチェックをさせる様にして、定期検査にも行かせようと思います。

聞きたかった事はこんな事ぐらいなので、後は次回という事で、J先生の部屋を後にしました。

その後に 2時半から3軒となりのクリニックで心電図を取るはずでした。でも抗がん剤スタッフから詳しい説明がある(これがプレ・キーモというものらしい)との事で、やっぱり心電図が無理になりました。

もうね、速攻の対応。
「それならポート手術の前に、あちらの病院で心電図を取ればいいじゃないですか。」
と言って即座に電話で予約をしてくれました。こういう所がNHSとは大違いなの。これがNHSだったら「じゃあ、手術は出来ないね」と言われて手術ごと延期という状態になる事でしょう。患者数も多いNHSなら、空き時間を探す方が大変なのかもしれないけれどね。


さて抗がん剤のスタッフ、Kさん。実はJ先生と違って、ニコニコしながら結構シビアな事を言っていました。

まずは副作用。白血球減少、血栓、赤血球減少、吐き気、疲れ、禿、口内炎、味覚障害、膀胱の障害(?)、下痢、目の痛み。

これはみんな知っている。膀胱の事があるからか、抗がん剤の後には2lの水物を飲まなければなりません。

少ないけどあり得る副作用として。皮膚の変化、爪の黒ずみ、肝臓障害、心音の変化。などなど。

で、取り立てて言われた事は、

カフェイン以外の水分を毎日(?)2リットル飲む様に。コーヒー、紅茶、緑茶は飲んでもいいんだけど、2lの中にはカウントしない。どんだけ~~~ Σ(=°ω°=;)
お腹タポタポになっちゃうじゃん(x_x;)

肌がセンシティブになるので、日のあたる所では帽子などでカバーする事。(ってことは手も足もだね)

そして、目が点になったのは白血球減少が起こると次に抗がん剤が入れられないから、白血球を増やす薬を入れるんだけど
「これはNHSだと毎回って言う訳にはいかないのよ。とても高いんだから。」
「そんなに高いんですか?」
「注射は1000ポンド」
「( ̄□ ̄;)!!」
(後に、そこまで高くないと判明。1本ではなく全体でそれぐらいかかるってことかなあ?)

それ、打たないでお金を貯めたら、楽々子供の習い事や教育費が払える!!って即座に思ったけど、勿論保険で払ってもらうんだから家のお金じゃないんだけどね。。。つくづく保険の重要性を感じました。子供達には将来、医療保険に絶対に入ってもらわないとね。。。。

それから『抗がん剤は血液中に入れるもので、これが皮膚などに漏れると大変なことになる。抗がん剤は非常に毒性を持っている』と言われました。これも知っています。 ブログの記事を読みました。

『体液という体液が抗がん剤で一杯になるので、触れない様に。』と言われました。=??と思っていたら、旦那が一言「エイズ患者さんと同じという事ですよ」と言いました。

なるほど、Kさんは「Hをするときはコンドームを必ず付けてください。キスをするなとは言いませんが。。。」と言いました。こんな事まで説明しちゃうのね~(/ω\)ま、もう年だから、私たち( ̄_ ̄ i)

あと「もし奥さんが漏らしても、尿の処理は奥さんが1人でする様に、旦那さん、触っちゃ駄目よ」って。

↑これ聞いて「え~??私、お漏らしするような体になるの~?((( ;°Д°))))」と後で旦那に聞くと、単にもののたとえだそうです( ̄ー ̄;よかった。尿漏れなんて、老人の様になってしまうのかと思ってしまった(゚_゚i) 

でも2リットルも水飲めと言ってた時にも「おしっこしたくなったら我慢しちゃ駄目よ!!それが夜中の4時でもトイレに行ってください」と真剣に言われました。

いや、それは当たり前でしょう!!とツッコミを入れたくなりましたけどねΣ\( ̄ー ̄;)

後は歯医者に行くなら抗がん剤治療の前にとの事でした。いかないと駄目な状態だからなあ。。

色々な説明の後に、今度は実際にキーモセラピーをする所へ案内されて、どのような設備かを見せてもらいました。 そこは歯医者の様な椅子があって、それぞれカーテンで仕切られていました。実際にキーモを受けている方もいました。椅子の後ろには医療関係の機械だの点滴の為の棒(?)もありました。テレビもあるし。凄いなあ。受付の人にも紹介されて「何かあったら言ってね~」ととてもフレンドリーな笑顔を向けてくれました(*^o^)乂(^-^*) 

初日(6/7)は時間が長くかかること。出来れば家族にそばにいてもらう事などを聞きました。

その日は午前中に娘が習い事のテストがあって、その後、わりと近所にあるお店に注文しておいた物を取りに行く予定です。(これはキーモや治療とは関係ない物なんだけど)だから治療は午後2時半からになりました。時間は4時間から6時間と聞いています。終わりの時間が読めない。

しかも息子の習い事の日。夜8時からとはいえ、それまでに帰って来れるんだろうか?早く終われば良いんだけど、そうでなければどうしましょう?(注:こちらは日本と違って子供を1人であちらこちらにいかせるのは11~12歳から。息子は12歳だけど、流石に夜に1人で出歩かせる程、安全とは言えません。まあ、日本でも夜に子供を1人で行かせるってあんまりないのでは・・・?必然的に送り迎えが必要です。)

なんにせよ、これでプレ・キーモセラピーというものは終わりました。

なんか体中が「毒」みたいなイメージが付いたけど、これが抗がん剤なんだね~。

色んな人に「そこまでする必要があるの~?」と聞かれます。「だって、もうUmeさんの体にはなんにも無いんでしょう?癌は取っちゃったんでしょう?それで、そんな事する必要があるの?」って。

私もビックリする事があるんです。私に使われる抗がん剤は

FEC=
F:フルオロウラシル(5-FU)
E:エピルビシン(ファルモルビシン)
C:シクロホスファミド(エンドキサン)
という薬の混合 X 4回(クール)  (3週間に1回)

Paclitaxel (Taxol)=
パクリタキセル(タキソール)
X 12回(クール)         (1週間に1回)

です。

私の母の例を挙げると、母が5年前にがんを見つけた時、卵巣から始まって子宮に広がり、大腸&横隔膜まで癌が広がっていました。

確かその時に6クール程、抗がん剤を投与して見た目には綺麗に癌が無くなったんです。(まあ、見た目にはという事で、体の中にはまだ潜んでいたんですけどね。)

で、最近父に聞いた話では、母はタキソールのみ打っていたそうです。。。。抗がん剤って体重によって量が決まるんだそうです。。。明らかに母の量よりも私の方が多いはず。

母は体力が無いからタキソールも3週間に一回で1クールとしていました。

私は週一で12クール。。。母の2倍+FEC.................

なんか凄くない?方や癌が転移していてあちこちに散らばった状態でタキソールだけ。で、私は癌を全部取った状態でここまでの抗がん剤。。。。

確かに「やり過ぎじゃない?」とか「もしかして実はそんなに悪いの?」とか考えてしまうかもしれないんだけど、この国のプライベート医療とはこういうものなのかもしれない。

父の話だと、例えば細胞を採取した時に針が通る道に、少しでも癌細胞が健康な皮膚にこぼれ落ちると、そこから癌はまた発生するんだそうな。 (ほんとか?)

がん患者の腹水や胸水には癌細胞が散らばっていると聞いたこともある。

今回の抗がん剤は私の癌がグレード3の浸潤癌だからであって、既に組織を通り過ぎてどこかに潜んでいるかもしれない癌のかけらを死滅させるという事なんだと思う。

また、ドクター達にしてみれば私と言うサンプルの成果が10年生存、15年生存、再発なしという形になればそれは先生の治療の成功という形で先生に跳ね返ってくるんだものね。

癌の治療は体力勝負。

母が週一でタキソールしか出来なかったのは、母の体力が弱かったからかしら?私がこういうスケジュールを組まれたのも元気一杯だからな訳で、元気なうちに癌を徹底的にたたきたいんだろうね。絶対再発させないぐらいの勢いで・・・

お医者さんはプライベートだと薬も使える、予算の制限も無い(いや、あるときはあるんだけどね)だから最高の医療を提供できる・・・そう言う事なんだろう。

保険に感謝しなくてはならない。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

実は、後になって分かったんだけど・・・。薬って使い方って物があるのよね。乳癌には上記の様な薬、卵巣癌にはコレ、○○癌にはコレ・・みたいに。

で、後でナースKに聞くと、タキソールの量を多めに打って3週間に一回でドカンと打つ場合と、少量でチマチマまめに打つ治療と、実は癌のタイプだの患者の年齢だのと色々な状況で判断するって言う事らしい。

しかも「乳癌は全身病」。でもそう言えばそんな話はあんまりされなかったなあ?

この頃はそんな事も知らずに、「お母さんより強い薬ってことは、私はもしかして自分で思うより悪いのかなあ?それとも若いから?」なんて、勝手に想像していましたけど、抗がん剤専門の先生が、ちゃんと考えて効きそうな薬を決めてくれているってことよね。ま、まな板の上の鯉状態で、ど~んと来いって感じです b(^o^)d



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