うめの乳癌日記

アクセスカウンタ

zoom RSS 鬱の入り口 ー 葬儀など

<<   作成日時 : 2013/05/08 05:52   >>

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 5 / トラックバック 2 / コメント 10

ご無沙汰しております。なんだか色々な事があったし、負のサイクルに捕われて実はかなり鬱気味でした。

これって絶対に父の死なんかも関係あると思うんだけどどうしても立ち上がれなくて、かなり心が弱っているんだなと思いました。

今までの数ヶ月のことを書くには長過ぎるので、取りあえず何回かに分けて書いていきますね。

2月20日にイギリスを出発しました。
母の時は日本に帰ったらすぐに母に会う事が出来たのですが、今回は父に会えたのは22日の午後でした。

正直言って気難しい父だったので母の様に私達が慕うという人柄ではありませんでした。仕事人間だったので家庭もあまり顧みる事はなかったし、晩年まで敬語を使って話す様な(これは母の教育だけど)そんな間柄でした。

母が亡くなった時に正直なところ私は「ああ、これで帰る所が無くなった」と思った物です。母の為には無理をしてでも毎年1回、日本に帰りました。母に会いたいと思ったし、実際に母が唯一の孫であるゲーナとパンダに会うのを楽しみ、いや生きる希望としていたので、必ず会いに行っていました。

ところが父という人はそう言った感情を表に出す事の無い人でした。例えばパンダが父と一緒にカーナさん(姉の犬)のご飯を用意していざあげようと言う時に、またこれが間の悪いゲーナが居間に登場してパンダに話しかけたとするでしょう?カーナの興味がご飯からゲーナに移るといきなり機嫌が悪くなり「もういい。あっちに行け」とか言ってしまう人でした。

電話も母が存命の時は電話してもすぐに母に受話器を渡していたので、母がいなくなった後に会話出来るのだろうか?と心配していたぐらいです。

でも私が乳癌に罹患した事で状況は変わりました。母に先立たれて相当がっかりしていたであろう父ですが、昔取った杵柄で散々医療に関してああでもないこうでもないと電話で話す様になりました。ビックリしたのはそれまで一度も国際電話をした事の無かった父の方から電話をかけて来る様になったのです。

それから少しずつ父も変わったのか、もしくは気持ちを表現出来る様になったのか・・・孫の話なんかも黙って聞いてくれる様になりました。

1年以上かかった長い治療も終わり(あと、再建手術が残っているけど。。。)やっとこの春、4月には2年ぶりに父に子供達の顔を見せる事が出来ると思っていた矢先でした。

入院したと電話を受けた2/9には姉も「大丈夫よ、また前(9月に一回入院している)みたいにすぐ退院するから。」と言っていました。

座骨神経痛かと思って「痛くて座って車には乗れないから救急車を呼んでくれ」とは言った物の「救急車が来る前にトイレに言っておかないとな」とか言ってスタスタ1人でトイレに行っていたそうです。そんな感じだったので姉もまさかその後、1週間ちょっとでこんな風になるとは予測もしていませんでした。余りにも突然で。

父の死因は慢性呼吸不全急性増悪が直接死因。原因として左下の肺炎、左膿胸。そして父は若い頃に結核などもしていたし、40年も煙草を吸っていたので肺の状態は良くありませんでした。慢性間室性肺疾患もあったそうです。本当に本当に急な話でした。

姉も私と同じ様に母の時程悲しくなるとは思っていなかったようです。
しかし、両親を失うと言う事は本当に自分が1人になったんだと自覚させられると言う事なんだろうな。なんだかんだいって(経済的とか生活の事ではないんだけど)精神的には親がいるって言う事は何となく「守られている」っていう意識が働くのかもしれません。今まで守っていてくれて人がこの世からいなくなるのは本当に寂しいものなのですね。

そして私は、してあげられなかった事を後悔するのだろうなと思いました。長く海外に住んで、結局は親に恩返しをしてあげる事は何も出来なかったという後悔。「子育てを頑張りなさい」と言ってくれた父と母。その2人に私は一体何をしてあげられたのだろうか?という後悔があります。

母が
「孝行しようと思う時に、親はもういないのよねぇ」
と昔つぶやいていた事をふと思い出しました。今の私も母と同じ事を思っているんだなあ。。。ごめんね。

さて葬儀はお坊さんも呼ばずにただ親族からお別れを言って献花をしてお焼香して荼毘に付すというものでした。姉達は仏教ではないので、葬儀の関係の事は私がしなくてはなりません。
母の時は家にご遺体を置いていたので家でお別れをしてそれから斎場に行ってすぐに焼くと言う形だったのですが、父の時は斎場にあるサービスセンターの一室に棺が置かれ、親族で集まってそこでお別れをしました。

ネットで色々と葬儀について調べたりもしたんです。何しろこの15年近く、全然お葬式なるものに行っていないのでうる覚えの所も沢山あるからです。でも私が喪主なんだものね。 途中自分でもハラハラした所がありましたが火葬は 2月24日に無事終えました。

それにしても自分は良い年をしているのに知らないことが多いんだなあと思いました。人間日々勉強なのね。戒名をつける事から始まって(親の田舎は遠くて行けないし、電話では話しにくい様なので、従兄弟が代理人になってくれました。)仏教のこと、知っているようで知りませんでした。一週間、実家の荷物の整理も含め、姉が違う宗教なので仏壇,神棚関係の整理をしたりと睡眠不足の日が続きました。

でも悲しいことばかりではありませんでした。
23日の土曜日にはユメちゃんyannchanぴこるるさんayayaちゃん、れんこんさんとおしゃべりをして来ました。(桃色苦労婆婆Zの会です。)遠い所から来てくれて嬉しかった!昼からあって夜の9時まで7、8時間しゃべりっぱなし。やっぱりみんなお互い乗り越えて来た事が同じだし、悩みも身を以て理解をしてくれるのでとても楽しかったです。

みんなブログで人の為になることを書いたり、気持ちを綴ったり。こうやって話をして分かち合える物も勉強出来ることもある。1人じゃないんだって心強くなります。本当にありがとう!悲しい中にも、こんな出会いがあって嬉しかったです。

私も自分の中のモヤモヤを一杯吐き出したので、スッキリしました。そのことに関しては次の記事で!

そして、姉は家のゲーナとパンダが遠いイギリスから何時間もかけてお葬式に出るだけだなんて可哀想だと思って、京都に日帰り旅行も計画してくれたのです。

姉は京都が大好きなんだけど、2年前に母の為に行った京都旅行が実質的には父とも最後の旅行になってしまいました。

しかも今回は、姉はパンダに舞子体験をさせたいと言うので、姉が何回か体験した中で一番良い本物の置屋さんでパンダは舞子、私は芸子体験をさせてもらいました。

その間にボーイズ(ゲーナ、旦那&義兄さん)は清水寺に行きました。

時間がかかるのでパンダが嫌がるんじゃないかと姉も私も思ったんだけど、何とパンダは興味津々、もの凄く喜んでいました。

化粧をしてくれた女将さんに「乳癌で片っぽ胸が無いんだけど、どうしましょうかね?」と聞くと、、、何と女将さんも違う部位だけど癌のサバイバーでした。盛り上がる盛り上がる。

普通にブラをしたまんま(って言ってもユニクロのブラトップ)着物を来ました。

女将さんの強さにも感動!私も頑張らないと,と元気を貰いました。のっぺらぼうですが、こんな感じ?

画像


お部屋で写真を撮って、お店の前をちょっと歩いて写真を撮って舞子体験は終了でした。

石庭や三十三間堂に行きました。大河内山荘にも行きました。懐かしいなあ。子供達はこれを記憶にしっかり焼き付けて欲しい。前回の金閣寺の美しさも広隆寺の仏像も、石庭も三十三間堂も。

小さい頃に家族旅行した事があるんだけど、あの時にみた苔寺の風景は今も鮮明によみがえってくるもんな。苔に木の間から光が射し神々しいと思ったもんな。

大河内山荘を歩きながら「母が好きだったねえ。」とか「石庭!小さい時に家族旅行で来たねえ!」と,姉と思い出話に花が咲きました。いつも患者を心配する父だったので、そう言えば田舎に行く以外での泊まりがけの家族旅行はほとんどありませんでした。小さい時に行った京都・奈良と伊勢・志摩ぐらいかな。。。

石庭
画像


大河内山荘
画像


京都の竹やぶ
画像


まだ、きっと大事な人を失くす悲しみがよく分からないであろう子供達。こう言ったことも又、心に刻んでいて欲しい。そしていつか私達の様に思い出して欲しいな。

忙しかった1週間でしたが、この後一旦イギリスに帰りました。

ブログ村に参加してみました↓

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
にほんブログ村

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 5
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
オークリー サングラス
鬱の入り口 ー 葬儀など うめの乳癌日記/ウェブリブログ ...続きを見る
オークリー サングラス
2013/07/05 16:12
VISVIM 通販
鬱の入り口 ー 葬儀など うめの乳癌日記/ウェブリブログ ...続きを見る
VISVIM 通販
2013/07/10 06:29

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
ブログUPありがとう。
気持ちの落ち込みから少しでも復活出来てきたということかな。誰かに聞いてもらうこと、自分の気持ちを表出することは、大事なステップです。応援しているよ〜。
( ´ ▽ ` )ノ
ぴこるる
2013/05/08 13:41
はじめまして、うめさん。多分うめさんより半年ほど後からロンドンで治療のフルコースを受けたtamachanです。私も海外生活中に両親を亡くしているので、うめさんの「帰る場所がなくなった」気持ちも後悔もよくわかります。こころのどこかが、emptyなんですよね。少しずつ元気をだしてくださいね。私も頑張ります。
オレンジtamachan
2013/05/08 17:15
>ぴこるるさん

実は私生活も忙しかったというのもある。なんか、子供の事にかまけていると本当にあっという間に季節が廻って行くよね。相変わらず学食のオバちゃん業も頑張っています。

本当に!自分の気持ち、内に向かないで外に向いた方が良いよね!皆と話が出来て本当に本当に嬉しかったよ〜〜!

今は随分自分のことを分析出来る所まで来ました。これ、大きな進歩です。今までのことも含め、少しずつ書いていきますね!
うめちゅう
2013/05/09 05:49
>オレンジtamachanさん

ようこそ!今度は是非、皆で会いませんか?季節が良くなってきたので、そろそろロンドン近郊の皆でセンター辺りでオフ会をしようかなと思っています。

tamachanさんも同じ思いをしているのね、、、。ほんとうにemptyって言葉がぴったりです。
父のことだけではなく他の事もあったんだけど、落ち込むポケットに入り込んだって感じです。ただ今浮上中です。ありがとうございます、私も頑張りますね!
うめちゅう
2013/05/09 05:58
うめちゅうさん、おかえりなさい。
わたしは昨年の9月に手術、その後抗がん剤、放射線、ホルモン剤とフルコース。
その間、うめちゅうさん、ぴこるるさん、ayayaさんたちのブログに本当にお世話になりました。
うめちゅうさんは同じロンドンでの治療の詳細をブログにアップしてくれていたのでとてもありがたかったです。
お父さまのご不幸でブログがとだえてしまって、このままお礼を残すこともできないかと心配していましたが、
また戻ってきてくれて本当にうれしいです。
どうもありがとうございました。
今後病気関連の話は少なくなっていくかもしれませんが、(それは元気になっていくということで喜ばしいことです)うめちゅうさんのまっすぐな感じのブログが好きなので今後も続けてくださるとうれしいです。
タマラ
2013/05/14 01:57
お久しぶりです。
地震の時は、わざわざメールありがとうございました。GW中は私も体調が悪く、何する気力も起こらず、プチうつ状態でした。抜け出しつつあります。
アンジーのニュースで、うめちゅうさんのことが一番に頭に浮かびました。このことで、またみんな乳がんに関心を持ってくれるといいですよね。
れんこん
2013/05/15 09:40
おひさしぶりでーす。アップしてくれてありがとう。うめちゅうさんのブログ読めて幸せ!乳がんって、治療がおわってからのほうが、大変だよね。夏までには、ロンドンオフ会しようね。あえるの楽しみにしているよ、、
ゆき
2013/05/15 23:29
タマラさん

ただいま〜〜!どうもありがとうございます!
タマラさん、私にも分からなかったけど、サバイバーに取っては治療が終わってからも戦いだって言う事を,今になって実感しました。

一生懸命頑張って治療する事は大事だけれど、それと同じだけ心のケアーも大事なんだって思いました。ねえ、タマラさん、今度皆でお会いしましょうよ!私は日本でブロ友さんに一杯勇気をもらいました。是非イギリスでもやりましょうね!共有出来る思いがある事はとても大きな事です。
温かいコメント、どうもありがとうございました。
うめちゅう
2013/05/19 09:54
れんこんさん

ご無沙汰です!日本ではお世話になりました!

そうか!れんこんさんもプチなのね。。。頑張って一緒に抜け出そう!アンジェリーナの話、こっちでもあり得ると思う。癌友Niは反対の胸を全摘して再建するそうですよ。彼女はお姉さんも叔母さんも乳癌だから。

それでも体を切り刻む事は嬉しい事ではないものね。アンジェリーナは勇気があると思うな。

命があっての・・・だものね。一緒に頑張ろうね!
うめちゅう
2013/05/19 09:59
ゆきちゃん

この間は電話をありがとう。落ち込んでいる時に同士の電話は心強いわ!

最近は・・・子供の事でバタバタがあってさ。。。。全く平和に日常生活なんてなかなか出来ないね。相変わらず、土曜教室の学食のオバさんで大忙しです。来週はハーフターム。後、半学期で1年が終わるかと思うと、ホント年を取るのが早いよなあ。

そろそろオフ会やろうね!ハーフターム開けだな!ね!

ゆきちゃんの都合のいい日も教えてね、二吉さんにも聞かないとね〜。皆でランチでもしましょう!
うめちゅう
2013/05/19 10:05

コメントする help

ニックネーム
本 文
鬱の入り口 ー 葬儀など うめの乳癌日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる